鬱病・心のリハビリには大自然の中で食事をしてみる
鬱病の根本解決はなかなか難しい。
人は社会という大きな共同体の中で生きていかなければならないのでその輪から一度外れてしまうともう一度輪の中に入れてもらうことは至難の業だ。
実際に僕もそうだったし、今でも小規模個人事業で30過ぎた未婚という一般社会からすると残念な部類の人間です。
尚且つまたいつ再発するとも限らない鬱という爆弾を抱えている。
もう一度立ち上がり前を向いて歩くためには他者の力が必要だろう。
深い愛情。
愛情から信頼が生まれ信頼から情熱が生まれる。
情熱さえ取り戻せたら人は驚くほどの力を出すことができる。
そんなことはわかっているしできたら誰だって苦労しない。
僕もそれを得るためになんとかもがいている。
まず、過去の僕がもがくとこまで回復するために行ったことは外に出てみるということ。
ひとりぼっちだしたいして面白くもないけど人気の少ない自然の中でコーヒー飲んだり虫の写真撮ったり。
何度か繰り返すと不思議と少し心がすっきりした。
体を動かすということが人の心もちょっとだけ動かしてくれる
そんな気がした。
今はヨガの先生として、少ないかもしれないけど信頼してくれる生徒さんたちがいる。
信頼をくれた分愛情を持って返さなくては。
これが今僕が死なずに生きてこうと思える理由になっている。
人は人によって生かされるんだなぁ…
まずは第一歩、踏み出してみよう。
毎日同じルーティンの生活… 爬虫類脳とやる気スイッチを押すサーンキヤ哲学
爬虫類脳=いわゆる脳幹の部分を指すもので、この場所は太古の時代生物が両生類から爬虫類へと進化して陸上で生き残るために備わった機能が今も変わらずに人間にも残っていると言われています。
陸上で生き残るためにはまず安全な生活圏を確保し、食料や災害など余程のことがない限り同じ生活圏内で生きていきます。
これは捕食動物などから身を守るために備わった機能で、こうして古代の生き物たちは厳しい環境の中で生存競争をしてきました。
さて住居や食料、身の安全が確保されている現代人にとってはこの爬虫類脳が働いてしまうので一度生活パターンが決まるとそのルーティンから中々抜け出せなくなります。
新しいことへのチャレンジは生存本能により危険回避のため "やらなくてもいい理由" を作り出してしまうのです。
これを打開するために5秒ルールという方法が存在します。
爬虫類脳の機能は新しい行動を思いついてからおおよそ5秒以上経つと発動するので5秒以内にyesかnoを決める、やりたい場合は声に出して5、4、3、2、1と叫んで即座に実行すると脳のブレーキが発動する前に行動に移すことができます。
ヨガにもサーンキヤ哲学における人間馬車説という考え方があり、人体を馬車に例え 感情(馬) は 手綱(意思) を握る 御者(知性) によって上手く操り 車主(自我) の目指すべき目的地へと向かって行くと古代の僧侶達は考え、そのためにヨガの修行を行いました。
生命の設計図、遺伝子から作られた感情はこうして人の心や体を強く支配しているので自分自身をしっかりと見つめて強い意志を持つことが大切です。
ヨガ初心者におすすめの5つのポーズをわかりやすく解説
ヨガのポーズはサンスクリット語で(アーサナ)といい、全種類で10000種あるともいわれています。
まずは教室の初心者向けの体験レッスン等で必ずと言って良いほど行われるポーズ5種類を厳選しました。
【エクステンドチャイルドポーズ】
このポーズはチャイルドポーズとは違い脱力せずに掌・腕・体幹を力強く使います。
point
・掌で強く床を押し目線を斜め前に
・肘はまっすぐ、肩と耳の距離を離す
・お尻をかかとに軽く押し付ける
ヨガの立位(立ちポーズ)では体幹をしっかり使うことがバランスをとる上で最も重要なのでエクステンドチャイルドポーズで意識しながら練習しましょう。
【ダウンドッグ】(アドムカシュバナーサナ)
より「体幹を力強くするためのポーズ」で、頭が逆さまになるのでスッキリします。
point
・足は腰幅に開き、掌で強く床を押す
・腕、胴体、骨盤が一直線
・首を脱力して目線をつま先の間へ
このポーズは簡単そうに見えて完成形はかなり高難易度です。
初心者の頃やりがちなのは無理に膝を伸ばしかかとも床に付けようとして背中が丸まって本来のポーズの目的や効果を失ってしまいます。
画像のように脚を伸ばさなくていいので、
体が硬いうちは膝を曲げてかかとを上げまっすぐ綺麗に伸びた上半身を意識しましょう。
さらに体幹を使うポーズです。
point
・手の指をしっかり開き、肩の真下に手首がくるように前重心
・背中と骨盤が地面と平行になるように
・かかとがつま先の真上にくるようにしっかり引き上げる
このポーズはお尻が上がっても下がってもだめなので注意。
お腹のインナーマッスルの力が緩むと腰が落ちてしまうので、お腹を引っ込める意識で体を支えましょう。
【チャトランガダンダーサナ】
プランクからさらに地面ギリギリの低い位置で身体を支えます。
point
・肘を開かないように降りる(重要)
・前重心のまま降りることで肘の真下に手首がくるようにする。
・かかとがつま先の真上にくるようにしっかり引き上げる
慣れるまでは体を地面に伏せて練習しましょう。
肘を開きながら降りると手首がねじれて痛めてしまうので、肘を閉じながら伏せましょう。(どうしても開いてしまう場合は掌をハの字にしてから伏せましょう)
・ウォーリア1(ウィラバドラーサナ1)
立位の基本ポーズで、足腰と体幹を同時に力強く使います。
point
・前足は膝の真下に足首がくるようにして、膝とつま先を正面に向ける
・前足の付け根を後ろに引き、後足の腰を前に押し出し骨盤をまっすぐ正面に向ける
・肩甲骨を寄せて胸を開き、肩と耳は離す
体が硬く後足の膝が曲がってしまう場合はかかとを上げつま先立ちにして練習しましょう。
以上はヨガスタジオレッスンで使われるハタヨガ(最も歴史ある原形のヨガ)の基本ポーズです。
このように脱力するポーズ以外のヨガのポーズは背中を常にまっすぐにしながら体幹の力を使って身体を支えていきます。
ヨガとはサンスクリット語で「繋ぐ」という意味をもつ言葉で、
昔のインドのヨギー達は身体を安定して制御できるようになることで、心も安定させることができると考えてきました。
ヨーガスートラ第1章2節
「ヨーガ・チッタ・ヴルッティ・ニローダハ」ヨガとは心の動きを止滅させるものである
この他にもよく行われるポーズを動画でレッスンしているので一緒に動いてみてください。
鬱病の克服とヨガ、僕の過去と現在の話し
鬱病とヨガについて僕の実体験とヨガをはじめたきっかけやレッスン動画をつくりはじめた経緯、僕の考え方や価値観等詳しく話そうと思い撮影しました。
僕は30歳の時に飲食店を廃業しお金も人も自尊心も色々なもの全てを失いました。
それから何をしても無気力無関心無感動になり、夜寝れない日々がずっと続いてた…
ヨガと出会ってからはとにかく毎日教室に通ってのめり込んだなぁ🏃
ヨガを練習している時だけは嫌な過去も忘れて一生懸命になれたから
今は輝いた人生を送っているわけではないですが、ヨガのおかげでなんとか立ち直り夜寝れています^^
なぜヨガで立ち直れたのか?
僕の考える幸せとは重要な2つの要素から成り立っていると考えています。
.自分自身の心と体の成長
.それを共感し共有してくれる人の存在
僕の場合ですが娯楽では刹那的な幸福感しか得られずどこか満たされない、心にぽっかり空いた穴は塞がらず不安が大きくなっていきました。
1つのことをがんばり続けているとそこに共感してくれる人達が現れてくれる。
そしてそれは10年後20年後もほんとうに続けていて良かったと心から思うことができる気がします。
僕と同じように過去の挫折や将来の不安、現状の悩みをもった人達に動画が少しでも役に立てれば嬉しいです。
文章だと長くなってしまうので、暇な時にでも見てみてください。
鬱病とヨガ
はじめまして、東京に住む30代のAKIHIROです。
僕はヨガのインストラクターをしていて今年の5月からYouTubeでレッスン動画を作っています。
プロフィールにも綴ったのですが僕は30歳のときに事業を失敗してノイローゼから鬱病になり毎日自殺を考えながら廃人のように過ごしていました。
あるきっかけがあり友人の勧めではじめたヨガにどっぷりハマり無我夢中で練習し続けなんとか立ち直りもう一度前を向いて歩けるようになりました。
同じように苦しんでいる人達に少しでも役に立てればと思い初心者向けのレッスン動画を製作しています。
力になれるかどうかわからないけど、もし誰にも話せなくて1人で苦しんでいたらコメントやメッセージください。
AKIHIRO