毎日同じルーティンの生活… 爬虫類脳とやる気スイッチを押すサーンキヤ哲学
爬虫類脳=いわゆる脳幹の部分を指すもので、この場所は太古の時代生物が両生類から爬虫類へと進化して陸上で生き残るために備わった機能が今も変わらずに人間にも残っていると言われています。
陸上で生き残るためにはまず安全な生活圏を確保し、食料や災害など余程のことがない限り同じ生活圏内で生きていきます。
これは捕食動物などから身を守るために備わった機能で、こうして古代の生き物たちは厳しい環境の中で生存競争をしてきました。
さて住居や食料、身の安全が確保されている現代人にとってはこの爬虫類脳が働いてしまうので一度生活パターンが決まるとそのルーティンから中々抜け出せなくなります。
新しいことへのチャレンジは生存本能により危険回避のため "やらなくてもいい理由" を作り出してしまうのです。
これを打開するために5秒ルールという方法が存在します。
爬虫類脳の機能は新しい行動を思いついてからおおよそ5秒以上経つと発動するので5秒以内にyesかnoを決める、やりたい場合は声に出して5、4、3、2、1と叫んで即座に実行すると脳のブレーキが発動する前に行動に移すことができます。
ヨガにもサーンキヤ哲学における人間馬車説という考え方があり、人体を馬車に例え 感情(馬) は 手綱(意思) を握る 御者(知性) によって上手く操り 車主(自我) の目指すべき目的地へと向かって行くと古代の僧侶達は考え、そのためにヨガの修行を行いました。
生命の設計図、遺伝子から作られた感情はこうして人の心や体を強く支配しているので自分自身をしっかりと見つめて強い意志を持つことが大切です。